山東省曲阜の孔廟・孔林・孔府は、孔子の記憶を伝える三つの不可分な場所である。孔廟は孔子没後間もない紀元前478年に始まり、二千年以上にわたり焼失、再建、拡張を重ねた。中心軸、院落、楼閣、石碑からなる構成は、東アジア各地の孔子廟の手本となった。
ユネスコによれば、14ヘクタールの孔廟には104棟の歴史建築と1,250本以上の古木がある。大成殿、奎文閣、杏壇は、歴代皇帝と職人が思想家への敬意を国家的建築へ発展させた過程を示す。千基を超える石碑、漢代画像石、明・清代の彫刻は、美術、祭祀、書の変遷を伝える。