雲南三江併流保護地域は、入口や周回路、共通の開園時間が一つに定まった公園ではありません。中国雲南省北西部に位置する広大な連続世界遺産で、約170万ヘクタールに15の保護地域があり、地理的に八つの区画へまとまっています。「三江」とは、長江上流の金沙江、下流でメコン川となる瀾滄江、下流でサルウィン川へ続く怒江を指します。三河は横断山脈を北から南へおおむね平行に流れ、名称の由来となる雄大な地域では互いに合流しません。一度の観光で三河を見られる一つの施設だと考えないことが出発点です。
地形は景観の魅力であると同時に、訪問を簡単に組み立てられない理由でもあります。ユネスコによると、深さ約3,000メートルに達する峡谷、標高6,000メートルを超す氷河峰、森林、高山草原、湖、カルスト地形、丹霞地形の赤い砂岩があります。遺産地域では標高と気候の幅が非常に大きく、地図上の三本の線は、実際には険しい山系に刻まれています。道路、集落、保護区域の間には、通行の難しい山地が広がることもあります。