中国雲南省北西部の麗江古城は、山からの水、交易、文化交流によって形づくられた高原の町です。1997年に登録された世界遺産は一つの旧市街だけではなく、大研古城(黒龍潭を含む)、白沙民居建築群、束河民居建築群という三つの地区から成ります。多くの旅行者は路地、橋、水路沿いの家々が並ぶ大研から歩き始めます。白沙と束河は別に移動して訪ねる場所で、それぞれ独自の雰囲気があります。三地区を一緒に見ると、商店街だけを歩くよりも遺産の全体像をつかみやすくなります。
麗江は標高約2,400メートルの盆地にあります。北西にそびえる玉龍雪山から流れる川や湧水が黒龍潭に集まり、そこから水路が町へ分かれていきます。ユネスコの説明によれば、この水網は町の景観だけでなく生活を支える仕組みでもあり、家庭用水や防火などの実用的な役割を担いながら、道路や橋の位置を決めてきました。家の入口、路地、建物が水路にどう向き合うかを見てください。水は背景ではなく、今も都市の一部です。