屈折ピラミッドはカイロの南約40キロ、ダハシュール王墓地にあり、第4王朝ファラオのスネフェルが紀元前2600年ごろ建設した。スネフェルが手掛けた2番目のピラミッドで、階段状の墓から滑らかな外面を持つ真正ピラミッドへ移る過程を示す。ダハシュールは「メンフィスとその墓地遺跡―ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」世界遺産の一部である。
下部は約54度で立ち上がるが、高さ約47メートルより上は約43度へ緩くなり、輪郭が折れ曲がる。研究者は構造安定性、施工負荷、完成を急いだ可能性などを論じるが、判断を記した同時代文書はなく、一説を確定事実として扱うべきではない。