について イントラムロス
イントラムロス:マニラ城壁都市の歴史、サンチャゴ要塞、街歩きガイド
イントラムロスはラテン語で「城壁の内側」を意味し、フィリピンの首都マニラ、パシッグ川南岸にある約0.67平方キロの歴史地区である。スペイン勢力は1571年、先住の港町Maynilaの跡に植民地首都を置き、石壁、門、稜堡、堀で都市を囲んだ。現在はフィリピン観光省傘下のイントラムロス管理局が保全と運営を担う。
植民地期には総督府、アウディエンシア、教会、修道会、教育機関が城内へ集まり、外の町はextramurosと呼ばれた。防御施設は一度に完成したものではない。1574年の襲撃で木造防壁の弱点が明らかになり、サンチャゴ要塞は1589~1592年に火山性凝灰岩で再建された。その後、スペイン、英国、米国、日本の軍が要塞を使用した。
地震、戦争、都市改造が地区を繰り返し変え、1945年のマニラ市街戦では壊滅的な破壊と多数の市民犠牲が生じた。戦後の保全は城壁と遺構を守る一方、失われた建物を再建・再解釈した。街歩きでは、当初材を残す遺構、戦後復元、現代の歴史風建築を区別すると、単にスペイン時代が凍結された場所ではないことが分かる。
主な見学先はサンチャゴ要塞とホセ・リサール関連展示、サン・アグスティン教会、生活史博物館Casa Manila、マニラ大聖堂、Baluarte de San Diego、2024年開館のCentro de Turismo Intramuros。要塞の現行公式時間は平日8~22時、週末6~22時だが、通常窓口の最終入場は早い。Casa Manilaなどは月曜休館で、火~日曜は原則9~18時である。
各施設は別料金で、夜間入場条件も異なるため、管理局の最新ページを確認する。石畳、坂、高温を考え、滑りにくい靴、水、日陰での休憩を準備したい。馬車やトライシクルは乗る前に経路と総額を合意する。教会と戦争追悼の場を含むため、服装を整え、展示に触れず、植民地支配と独立の歴史に敬意を払って見学したい。