について カジランガ国立公園
カジランガ国立公園は、インド北東部アッサム州、ブラマプトラ川の氾濫原に広がり、インドサイにとって世界で最も重要な生息地である。背の高いエレファントグラス、浅い湿地、砂州、半常緑樹林が入り交じり、川の増減が景観を絶えず作り替える。1985年、河川生態系と絶滅危惧種の価値が認められ、ユネスコ世界自然遺産に登録された。
20世紀初頭、インドサイは絶滅寸前だったが、100年以上の保護によってカジランガは世界最大の野生個体群を支えるようになった。ベンガルトラ、アジアゾウ、野生スイギュウ、バラシンガ、クマ、ガンジスカワイルカも生息し、湿地は渡り鳥の重要な中継地だ。サイを見られる可能性は比較的高いが、トラを含む野生動物の目撃に保証はない。写真より距離とガイドの指示を優先したい。
保護の歩みは1905年の保護林構想に始まり、1974年に国立公園、後にトラ保護区となった。毎年のモンスーン洪水は自然な生態過程である一方、動物を道路の南側にあるカルビ・アングロン丘陵へ移動させる。車は速度制限と臨時規制を守り、移動中の動物を取り囲んではならない。密猟、河岸侵食、外来種、交通、観光圧も現在の課題である。
一般的な見学は、コホラ、バゴリ、アゴラトリ、ブラパハールなどの区域から許可制ジープサファリに参加する。区域によっては公式手配のエレファントサファリもある。アッサム州観光局は11月から4月を適期としており、公園は通常5~10月のモンスーンと洪水期に閉まる。ただし再開日、公開区域、時間、ルートは森林局が道路と水位を見て段階的に決めるため、直前の公式確認が不可欠だ。
コホラはグワーハーティーから道路で約217キロ、ジョールハート空港から約95キロ。早朝は冷え、日中は日差しが強いので、重ね着、帽子、日焼け止め、水、双眼鏡を用意し、派手な服と大声を避ける。車外へ出る、餌を与える、ドローンを飛ばす行為は禁止事項として考え、撮影料金や身分証条件も確認したい。2泊以上し、異なる区域で朝夕のサファリを組むと、草原、湿地、森の違いが見えてくる。