について キエフ・ペチェールシク大修道院
キーウ・ペチェールシク大修道院:東欧正教文化の歴史的中心
キーウ・ペチェールシク大修道院(ウクライナ語:Києво-Печерська лавра、転写:Kyievo-Pecherska lavra)は、「キーウ洞窟修道院」とも呼ばれる歴史的な正教会修道院です。ウクライナの首都キーウにあり、周辺地区の名称にもなっています。
1051年に始まった洞窟修道
1051年、洞窟を用いる修道共同体として創設され、その後は東欧を代表する東方正教会の中心地となりました。「ペチェールシク」という名は、ウクライナ語で洞窟を意味する言葉に由来し、地下で始まった修道生活を伝えています。
世界遺産と国立保護区
大修道院は聖ソフィア大聖堂と関連修道院建築群とともにユネスコ世界遺産に登録されています。大修道院そのものはキーウ・ペチェールシク国立歴史文化保護区として守られ、数多くの歴史文化財を収蔵するウクライナ最大級の博物館複合施設です。
同じ世界遺産を構成する一方、大修道院と聖ソフィア大聖堂は市内の別地区にあり、それぞれ対応する国立保護機関が管理しています。
博物館、宗教活動、現在の保護
建築群は博物館として利用されるとともに、本来の目的に沿った宗教活動も行われています。ユネスコによれば、現在はウクライナ文化当局が国立保護区を通じ、世界遺産全体の統一的な運営管理を担っています。
2007年8月21日には専門家とオンライン投票により「ウクライナの七不思議」の一つに選ばれました。戦争による直接攻撃と爆風の累積的影響が脅威となっているため、大修道院を含むキーウの世界遺産は2023年から危機遺産一覧表に記載されています。