について ケオラデオ国立公園
ケオラデオ国立公園はインド・ラジャスタン州バラトプルにあり、旧称バラトプル鳥類保護区。中央アジアの渡り経路に位置する重要湿地である。約2873ヘクタールに浅い池、沼、草地、森林が混在し、約375種の鳥が記録された。冬はカモ、ガン、ペリカン、オオバン、シギ類が集まり、繁殖期にはサギ、トキ、ウ、ヘラサギ、コウノトリ類の集団営巣が見られる。1982年に国立公園、1985年に世界自然遺産となった。
湿地は完全な自然湖ではない。19世紀末、バラトプル藩王国が自然の窪地へ堤と水門を設け、カモ猟場として水位を管理した。狩猟権廃止後は保全のための管理へ移ったが、現在もモンスーンと区域外からの給水に依存する。渇水、水質、外来植物が鳥類へ直接影響する。かつてシベリアヅル中央個体群の越冬地だったが、同個体群は現在見られず、古い資料の「必見種」を保証してはならない。
園内は徒歩、自転車、訓練を受けた地域ガイドのサイクルリキシャで巡れる。リキシャは騒音を抑え、周辺村の生計にもつながる。鳥が活発な早朝・夕方がよく、渡りの中心は通常10~3月。モンスーン期には繁殖鳥という別の魅力がある。双眼鏡、水、日よけ、静かな靴を持ち、録音で鳥を誘わず、許可路を外れず、餌やりや巣への接近をしない。
公園はバラトプル市に接し、アグラから約50キロ。鉄道はBharatpur Junctionから地域交通を使う。州森林局は2026年に保護区の観光料金を改定しているため、古い旅行サイトの価格は使わず、入園、ガイド、リキシャ、自転車、電動車の費用を公式窓口で確認する。水位と整備で経路も変わる。種のチェックリストを約束ではなく可能性として扱うことが、この人の管理で維持される「鳥の楽園」を尊重する観察法である。