について ケルン大聖堂
ケルン大聖堂の正式名は聖ペトロ大聖堂で、ドイツのケルン中央駅に隣接し、ケルン大司教の司教座が置かれる。三王の聖遺物を納める大巡礼教会として1248年に着工したが、1560年ごろ工事が止まり、19世紀に中世の設計図を基に再開、1880年に完成した。高さ約157メートルの二本の尖塔は世界最高の双塔教会の輪郭をつくり、1996年にユネスコ世界遺産へ登録された。
内部の中心は金色の三王聖遺物容器で、中世ヨーロッパ最大級の金銀細工による聖遺物容器とされる。高い内陣、ステンドグラス、ゲロの十字架、ミラノの聖母、歴代大司教の墓は中世から現代までの宗教美術を示す。第二次世界大戦で市中心部は壊滅的被害を受け、大聖堂も複数回被弾したが全体崩壊を免れた。戦後修復と石材保全は今も続き、足場は長期的な保存作業の一部である。
2026年7月1日から観光目的の内部見学は有料となり、現在の一般券は12ユーロ、割引6ユーロ。通常は月~土曜10時~17時45分、最終17時30分、日曜・教会祝日は13時30分~16時30分、最終16時15分である。礼拝参加、個人祈祷、ろうそくを供える目的なら無料で、中央駅側の北翼廊入口を使う。典礼、特別行事、工事で短縮されるため、当日の公式暦を確認したい。
南塔展望台は地上約100メートルで、エレベーターはなく533段を上る。塔は通常3~10月9時~18時、11~2月9時~16時、最終入場は閉場30分前で、一般8ユーロ。宝物館は聖具室下の中世ヴォールト空間にあり、毎日10時~18時、最終17時30分で別券となる。内部、塔、宝物館の券はオンラインまたはRoncalliplatz 2の中央窓口で購入できる。
Köln Hauptbahnhofのすぐ外にあるため公共交通が最も便利で、主聖堂だけなら約1時間、塔と宝物館を加えるなら2~3時間を見込む。塔の螺旋階段は狭く急で、歩行困難、心肺疾患、高所恐怖の人には適さない。持込可能な鞄は40×35×15センチ以下。個人撮影でもフラッシュと自撮り棒を使わず、祈る人を妨げないこと。観光名所である前に現役の教会であり、静粛、適切な服装、礼拝優先が基本である。