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サンスーシ公園

ポツダムのサンスーシ公園は、ブドウ段丘、バロック庭園、19世紀の風景式庭園が融合する世界遺産。見どころ、開園時間、予約方法を解説。

座標: 52.4011897, 13.026019 更新日: 2023-12-09 Google ストリートビュー

について サンスーシ公園

サンスーシ公園―ポツダムに広がる王の庭園と歴史的景観

サンスーシ公園は、ベルリン近郊のポツダムでフリードリヒ2世の夏の宮殿を囲む広大な庭園です。約300ヘクタール、東西2キロメートル以上にわたり、ブドウ畑の段丘、バロック式花壇、生け垣、噴水、彫刻、19世紀の風景式庭園が連なります。段丘の上の黄色い宮殿だけでなく、建築と庭園が一体になった文化的景観として見る必要があります。

フリードリヒ大王の庭園構想

フリードリヒ2世は1743年、ブドウ栽培のための段丘と夏の離宮を自ら構想しました。宮殿下のフランス式庭園では、芝生、花壇、生け垣、果樹が整然と配置され、鑑賞、栽培、王権の表現が結び付きました。東の入口に立つ花の女神フローラと果実の女神ポモナは、花園、果樹園、菜園を合わせた思想を象徴します。

19世紀になると、フリードリヒ・ヴィルヘルム4世がサンスーシ宮殿から新宮殿までの庭園を大きく拡張しました。18世紀の幾何学的な庭園は、より自然で絵画的な風景式庭園と融合し、古典主義・ロマン主義の建築が加わります。現在は新宮殿、オランジェリー、中国茶館、ローマ浴場、平和教会、歴史的風車などを結ぶことができます。

広域世界遺産の一部

サンスーシは1990年から、ユネスコ世界遺産「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の一部です。登録対象は18~19世紀に形成された広い王室建築・庭園群であり、この公園だけが単独登録されたわけではありません。園内には1000点を超える彫刻があり、主要花壇では歴史的な意匠に沿って季節ごとに植栽が更新されています。

開園時間、入場、歩き方

公園は毎日8時から日没まで開き、入園無料です。ただし宮殿やパビリオンには、それぞれ開館日、休館日、入場券があります。サンスーシ宮殿は時間指定制で一日の枚数が限られるため、管理財団は早めのオンライン予約を勧めています。工事、天候、催しで一部の道や施設が変更される場合があります。

全体を歩くには数時間必要です。公共交通はサンスーシ宮殿、新宮殿、シャルロッテンホーフ、ルイーゼン広場付近に停まり、片道型のルートも組めます。路面や高低差により車いすで移動しにくい場所がありますが、比較的バリアの少ない推奨ルートが用意されています。

サンスーシ公園では、フリードリヒ2世の幾何学的秩序と、19世紀のロマンチックな自然観を同時に読めます。建築、植物、眺望軸の関係を追うことで、ヨーロッパを代表する文化的景観の魅力が明確になります。