について サン・ペドロ要塞
サン・ペドロ要塞:セブに残る歴史的な防御拠点
サン・ペドロ要塞はフィリピンのセブにある軍事防御施設で、フィリピン総督領初代総督ミゲル・ロペス・デ・レガスピの指揮下でスペイン人が築きました。現在の独立広場に接する、市内の港湾地区に位置します。
木造砦から石造稜堡へ
レガスピと遠征隊の到着後に建てられた最初の砦は木造でした。17世紀初頭、海からの襲撃に備えて石造要塞が築かれました。現在の構造は1738年に強化され、国内最古の三角形稜堡とされています。また、フィリピン最初のスペイン人入植地の中核となりました。
19世紀末のフィリピン革命では、革命勢力が要塞を攻撃して占拠し、自らの拠点として利用しました。
三角形の構造と防御設備
三角形の二辺は海に面して砲兵が守り、陸側の一辺には頑丈な木柵が設けられていました。三つの稜堡は南西のラ・コンセプシオン、南東のイグナシオ・デ・ロヨラ、北東のサン・ミゲルと呼ばれます。
内部面積は2,025平方メートルです。城壁は高さ6.1メートル、厚さ2.4メートルで、塔は地上から9.1メートル、周囲は約380メートルあります。砲座には14門の大砲が据えられ、英語原文の作成時にはその大部分が残っていました。
要塞内の建物
フェリペ5世の治世中、1739年に提出された報告は、石とモルタルで築かれ、砲を置く土壇と必要な建物を備えた要塞として記しています。最大の建物は守備兵の兵舎である衛兵所で、その隣に副官官舎があり、間には井戸がありました。サン・ミゲル稜堡の一角には火薬庫も置かれていました。