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シホテ・アリニ山脈

ロシア極東のシホテアリニ山脈を解説。主峰、タイガと温帯林の生態系、アムールトラ、中央シホテ・アリニ世界遺産を紹介。

座標: 47.5233525, 138.0146532 更新日: 2024-01-24 Google ストリートビュー

について シホテ・アリニ山脈

シホテアリニ山脈――ロシア極東の森林地帯

シホテアリニ山脈はロシア極東の沿海地方とハバロフスク地方にまたがり、日本海沿岸のウラジオストク北東方向へ約900~1,000キロ延びる。単独の山ではなく、海岸、河川流域、温帯林、北方針葉樹林をつなぐ大規模な山地である。

主な峰と地形

最高峰は標高2,077メートルのトルドキ・ヤニ山。ハバロフスク地方のコ山は2,003メートル、沿海地方のアニク山は1,933メートルに達する。斜面の向き、標高、気候の違いが多様な地形を生み、比較的短い距離の中で植物相と動物相が変化する。

北方と南方の生き物が共存

シホテアリニの特徴は、北方タイガと東アジアの温帯・亜熱帯的な生態要素が出会う点にある。ヒグマやトナカイのような北方系の動物と、アムールトラやツキノワグマなど南方系の動物が同じ広大な景観に生息する。温帯林としては植物、無脊椎動物、脊椎動物の多様性が非常に高い。

アムールトラを支える森

山地の森林は絶滅が危惧されるアムールトラの重要な生息地である。クロテン、クズリ、ジャコウジカ、シマフクロウ、コウライアイサなども暮らす。連続した森林と河川流域の移動経路を守ることが、トラと獲物となる動物の個体群維持に欠かせない。

世界遺産「中央シホテ・アリニ」

山脈全体と、ユネスコ世界遺産の「中央シホテ・アリニ」は区別する必要がある。後者は2001年に登録され、2018年にはビキン川流域へ拡張された。山脈東西の代表的な森林と生物多様性を保護する区域である。

遠隔地を訪ねる際の注意

広大で交通手段が限られ、厳格な自然保護区を含む地域である。保護区への入域、徒歩旅行、野生動物観察を計画する場合は、管理機関に許可、ルート、季節条件、安全要件を確認しなければならない。地図上の道が一般に開放されているとは限らない。