について シンガポール植物園
シンガポール植物園:世界遺産、国立蘭園、実用見学ガイド
シンガポール植物園はオーチャード・ロード北西にあり、公共公園、研究機関、植物保全拠点を兼ねる熱帯庭園である。現在は約82ヘクタールに原生熱帯林を残し、300以上の植物科と数千種の生きたコレクションを育てる。2015年にシンガポール初の世界遺産となり、世界遺産リストで最初の熱帯植物園でもある。
シンガポール最初の植物実験園はスタンフォード・ラッフルズが1822年にFort Canning Hillへ設けたが、後に閉鎖された。現在地の庭園は農業園芸協会が1859年にTanglinで開設し、ローレンス・ニーヴンが英国風景式庭園としてSwan Lake、環状路、芝生を設計した。19世紀後半に植民地政府へ移管されると、分類学、標本館、経済植物研究が中心となった。
初代園長ヘンリー・ニコラス・リドリーはゴムノキを傷めにくい採乳法を研究し、栽培を粘り強く普及させ、マラヤのゴム産業に大きな役割を果たした。現在の国立蘭園は熱帯園芸と交配研究を受け継ぎ、多数の種と園芸品種を展示する。Rain Forest、Learning Forest、Ginger Garden、Evolution Garden、Gallop Extensionでは自然史と民族植物学を異なる角度から学べる。
主園は毎日5時~24時、入園無料。国立蘭園は別料金で、現在は毎日8時30分~19時、最終券販売・入場18時。Jacob Ballas Children’s Gardenは原則8~19時、最終入場18時30分、月曜休園だが祝日の月曜は開く。ギャラリーや特色園は月ごとに保守休館日が異なるため、公式案内を個別に確認したい。
南北に長いので目的地で入口を選ぶ。MRT Botanic Gardens駅はBukit Timah側、Napier駅はTanglinと蘭園方面に便利。熱帯の午後は暑く急な雨もあり、水、日よけ、軽い雨具が必要だ。園内では自転車、キックボード、ドローン、動物への餌やり、喫煙は禁止。ペットは熱帯林や蘭園など保護区域へ入れない。公式地図を保存し、バリアフリー経路と無料車椅子は案内所へ相談できる。