について シンハラジャ森林保護区
シンハラジャ森林保護区:スリランカの生物多様性を守る熱帯雨林
シンハラジャ森林保護区は、スリランカ南西部の低地湿潤地帯にあります。同国に残る最後の広大で存続可能な原生熱帯雨林を守る地域であり、スリランカを代表する生物多様性の重要地域です。
固有種に富む森
保護区の樹木の60%以上がスリランカ固有種で、その多くが希少とされています。尾根と谷、複雑に流れる多数の小川が多様な環境をつくり、哺乳類、チョウ、爬虫類、両生類、昆虫の生息地になっています。
熱帯雨林の野鳥
シンハラジャは特に鳥類の豊かさで知られています。多くの鳥が混群をつくって林冠を移動しながら餌を探します。セイロンバンケン、セイロンサンジャク、アカガオバンケンなど、島固有の鳥も確認されています。一方、植生が密なため、大型動物は乾燥地帯の国立公園より見つけにくい傾向があります。
国際的に認められた保護価値
険しく近づきにくい地形は、大規模な商業伐採から森を守る一因となりました。1978年に生物圏保存地域、1988年にユネスコ世界遺産へ登録されています。名称は一般に「獅子の王国」を意味するとされ、島の湿潤林固有種を守るうえで欠かせない場所です。