について ブーシェフル原子力発電所
ブーシェフル原子力発電所:ペルシャ湾岸の独露技術プロジェクト
ブーシェフル原子力発電所(ペルシャ語:نیروگاه اتمی بوشهر)は、イランのペルシャ湾岸、ブーシェフル市から南東へ約17キロメートル、HalilehとBandargehの漁村の間にあります。商業規模で発電を行った中東初の民生用原子力発電所です。
1970年代に始まった長期建設
建設は1975年に西ドイツ企業によって始まりました。1979年のイラン革命後に工事が中断し、イラン・イラク戦争では施設が被害を受けました。長い中断を経たため、既存のドイツ製構造物とロシア式原子炉技術を組み合わせる、世界でも珍しい構成となりました。
イランは1995年、1号機を完成させる契約をロシア原子力省と結び、Atomstroyexportが主契約者となりました。技術・資金上の問題、費用交渉、国際政治上の圧力によってさらに遅れ、核燃料の搬入は2007年に始まりました。
送電開始とイランへの運転移管
1号機は2011年9月3日に初めてイランの電力網へ送電し、同月12日に開所式が行われました。商業運転への移行とイラン側への運転管理移管は2013年9月に完了しました。
国際原子力機関のPRISデータベースは現在、イランで運転中の原子炉を1基、ブーシェフル1号機として掲載し、電気出力は正味915メガワットです。これは発電所をなお起動段階とする古い説明に代わる公式な状態です。
追加号機の計画
イランとロシアは2014年、ブーシェフルにさらに2基を建設する協定を結び、2017年ごろから準備と建設作業が進められました。ただし、これまで発表された工程は何度も変わっています。古い運転開始予定年を確定情報として扱わず、2号機と3号機の状況は国際原子力機関や事業主体の最新資料で確認する必要があります。
一般観光向けの施設ではない
原子力発電所は厳重に管理された産業施設で、自由に入れる観光地ではありません。一般向けの定期見学時間も公表されていません。入構には機関の許可と厳しい保安手続きが必要です。旅行者は管理区域へ近づいたり、機密性の高い設備を撮影したりしてはいけません。