について マヌ国立公園
マヌー国立公園――アンデスとアマゾンが出会う場所
マヌー国立公園はペルーのクスコ県とマドレ・デ・ディオス県にまたがり、アンデス東斜面からアマゾン低地までの連続した生態系を守る。現在の世界遺産区域は約171万6,000ヘクタールで、高地草原、雲霧林、ユンガの森、低地熱帯雨林を含む。
標高が生む多様な環境
園内の標高は数百メートルから4,000メートル以上まで変化する。気温、降水、土壌、斜面条件の違いが複雑な生息環境をつくる。山地の急流はマヌー川へ集まり、川は低地林を蛇行して保護区南端でマドレ・デ・ディオス水系へ合流する。
世界的な生物多様性
マヌーは野生生物の種類と豊かさで知られる。公式資料には800種を超える鳥類、少なくとも200種の哺乳類のほか、多数の爬虫類、両生類、魚類、チョウ、高等植物が記録される。オオカワウソ、オオアルマジロ、ジャガー、ピューマ、多種の霊長類にとって重要な生息地である。
古い英語原文には2016年に「世界で最も多様な場所」と宣言されたとあるが、比較範囲を明示した公式認定を確認できないため、この絶対的な表現は採用しない。正確には、世界を代表する陸上生物多様性の保全地域の一つである。
保護の歩み
1968年にマヌー自然保護区が設けられ、1973年5月29日の法令で国立公園が正式に成立した。ユネスコは1977年、より広い生物圏保存地域の核心として認定し、1987年に世界遺産へ登録した。世界遺産区域は2009年に現在の範囲へ拡張された。
先住民と厳格な入域管理
園内には外部社会と定期的に接触する先住民と、自発的隔離または初期接触の状態を保つ人々が暮らす。外部の圧力や望まない接触から守ることも管理目的である。大部分は制限区域で、管理された研究と保全に適合する先住民の生業利用に限られる。
訪問を計画する
マヌーは遠隔地で、区域を貫く道路がなく、入域はゾーニングと許可に従う。公園全体を自由に歩ける場所と考えてはならない。ペルー自然保護区庁の規則を確認し、合法なルートと認可された事業者を利用する必要がある。