について モデナ大聖堂
モデナ大聖堂―エミリア地方を代表するロマネスク建築
正式名を「聖母被昇天・聖ジェミニアーノ大司教座聖堂」というモデナ大聖堂は、イタリアのモデナ歴史地区にあります。聖母被昇天と市の守護聖人ジェミニアーノに献堂されたカトリック教会で、1986年からモデナ=ノナントラ大司教区の司教座です。
1099年に始まったロマネスクの建設
建設は1099年、初期キリスト教バシリカの跡地で建築家ランフランコの指揮により始まりました。彫刻家ヴィリジェルモの作品は建築構造と密接に結びつき、彫刻と建築の新しい関係を生み出しました。1184年に献堂され、ヨーロッパ初期ロマネスク美術を代表する建物となりました。
ギルランディーナ塔とグランデ広場
世界遺産は大聖堂だけではありません。鐘楼のギルランディーナ塔とグランデ広場を含む一体の都市空間で、中世都市の宗教機能と市民生活の関係を示しています。12世紀に着工した塔は、大聖堂と同じ材料と建築表現を受け継ぎます。
1997年登録の世界遺産
ユネスコは1997年、「モデナの大聖堂、市民の塔、グランデ広場」を世界遺産一覧表へ登録しました。大聖堂内部、ヴィリジェルモの彫刻、鐘楼、広場を一続きに見ることで、個々の建造物だけでなく、都市と芸術の関係にある価値を理解できます。