について モレリア大聖堂
モレリア大聖堂――ミチョアカンの桃色石が彩るバロックの象徴
モレリア・メトロポリタン大聖堂は、メキシコ・ミチョアカン州都の中心に立つカトリック大聖堂で、「主の変容」に献堂されている。モレリア大聖堂、サン・サルバドル大聖堂とも呼ばれ、モレリア大司教区の司教座聖堂である。
数世代にわたる建設
司教座をパツクアロから当時のバリャドリッド、現在のモレリアへ移す命令は1579年に出され、1580年に実施された。17世紀、イタリア人建築家ビセンソ・バロッチョ・デ・エスカヨラの設計で新大聖堂の事業が進み、1660年8月6日に礎石が置かれた。
バロッチョは1695年に亡くなるまで工事を率い、その後は別の棟梁たちが引き継いだ。正面と双塔は18世紀に完成し、西塔には1742年、主正面には1744年の年記がある。サグラリオは1798年に完成したが、その後も装飾や用途上の改修が続いた。
桃色石とモレリア・バロック
大聖堂はモレリアのバロック建築を代表する。メキシコ国立人類学歴史研究所は、円形ピラスターを用いない構成を特徴とする「タブレラード・バロック」の優れた例としている。地域特有の桃色石、二本の高塔、ドーム、ファサードが歴史地区の輪郭を決定づける。
世界遺産の歴史地区を構成
大聖堂単独が世界遺産に登録されているのではない。都市計画と、200を超える歴史建築に見られるルネサンス、バロック、新古典主義の融合が評価され、1991年に登録された「モレリア歴史地区」の主要な宗教建築である。
現在も使われる礼拝空間
歴史的建造物であると同時に、今も典礼が行われる現役の教会である。礼拝、祝祭、保存工事によって観光客の入場条件が変わることがあるため、訪問前に大司教区または現地文化当局の最新案内を確認したい。