について ラウマ旧市街
ラウマ旧市街―今も暮らしが続く北欧の木造都市
ラウマ旧市街は、フィンランド語でVanha Rauma、スウェーデン語でGamla Raumoと呼ばれる、フィンランドのラウマ市に残る木造の歴史地区です。ユネスコ世界遺産に登録され、現在も住宅地と商業地区の両方の役割を保っています。
0.3平方キロメートルに約600棟
地区の面積は約0.3平方キロメートルで、住宅のほか物置などの小規模な付属建物を含めて約600棟が並び、およそ800人が暮らしています。ラウマの市街地が旧市街の外へ本格的に広がったのは、19世紀初めになってからでした。
1640年と1682年の火災で町が焼失したため、現存する最古の建物は18世紀にさかのぼります。建物の多くは現在も個人所有の住宅です。一方、二つの主要通りと市場広場の周辺では、店舗などの商業利用が中心となっています。
暮らしを伝える博物館と石造建築
見どころには、18世紀から19世紀の船員の住まいを伝えるキルスティと、18世紀に起源を持ち19世紀の外観を備えた船主の家マレラがあります。どちらも現在は博物館です。
木造の町並みの中には、珍しい石造建築も残ります。15世紀のフランシスコ会修道院教会だった聖十字架教会には中世の壁画があり、旧市庁舎は1776年に完成しました。同じく15世紀の聖三位一体教会は1640年の火災で焼失し、その遺構が残されています。