について ンゴロンゴロ保全地域
ンゴロンゴロ保全地域:カルデラ、野生動物、マサイの暮らし
ンゴロンゴロ保全地域は、タンザニアのクレーター高地、アルーシャから西へ約180キロにある保護地域で、ユネスコ世界遺産です。名称は区域内の巨大なカルデラ、ンゴロンゴロ・クレーターに由来します。
タンザニアの公的機関による管理
管理を担うのはタンザニア政府機関のンゴロンゴロ保全地域庁です。区域はアルーシャ州ンゴロンゴロ行政区の境界とおおむね重なります。1959年、自然資源の保全、地域住民の利益、観光を組み合わせる複合的土地利用地域として設立されました。
保全政策とマサイ社会
2009年前後に強化された野生動物保全法制と管理措置は、クレーターと保全地域内の居住、耕作、生計活動にさらなる制限を加え、マサイ牧畜民が受ける移転圧力を強めました。
多くのマサイ家族は、英国植民地政府が1959年にセレンゲティ国立公園を設けた際、北方の伝統的土地からンゴロンゴロへ移されていました。保全目標、牧畜による生活、先住民の権利の緊張関係は、現在もこの世界遺産の管理における重要課題です。