について 姫路城
姫路城――白鷺の姿をまとう日本城郭の傑作
兵庫県姫路市の姫路城は、白漆喰の城壁と幾重にも重なる屋根の優美な姿から「白鷺城」と呼ばれる。当地の砦は1333年にさかのぼり、羽柴秀吉が1581年に三重天守を築いた後、池田輝政が1601年から1609年に現在の城郭の中心部を完成させた。本多氏も1617年前後に西の丸などを加えた。国の重要文化財に指定された83棟が残り、17世紀初頭の日本城郭建築を最も完全な形で伝える一群として、1993年に日本初の世界文化遺産の一つとなった。
優美な外観に隠された防御設計
大手門から大天守への道は直線ではなく、城壁、門、狭い曲がり角の間を何度も折れ曲がる。迷路のような縄張り、狭間、石落とし、連続する曲輪が侵入者の進行を阻む設計だ。大天守は外から五重に見えるが、内部は地上六階・地下1階で、三つの小天守と渡櫓で結ばれている。戦災や火災、自然災害を免れ、多くの当初材が保存された。2009年から2015年の「平成の大修理」では、屋根と白漆喰の構造と景観が整えられた。
2026年の開城時間、料金、見学の注意
現在の開城時間は9時から17時、最終入城は16時で、12月29日と30日は休城する。2026年3月1日から姫路市民以外の大人料金は2500円、18歳未満は無料。好古園との共通券は2600円で、電子チケットも利用できる。全体の見学には1時間30分から2時間ほどを見込み、繁忙期は大天守で待ち時間が生じる。内部の木造階段は急で狭く、エレベーターはなく、車いすで天守や櫓内部へは入れない。滑りにくく脱ぎ履きしやすい靴がよい。2026年3月以降、ペットは有料区域に入れないため、公式サイトで混雑と規制を確認してから訪れたい。