について 百舌鳥古墳群
百舌鳥・古市古墳群―古代日本の巨大墳墓景観
百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)は、大阪府堺市に広がる巨大な墳墓群です。かつて百舌鳥地域には100基を超える古墳がありましたが、現存する前方後円墳、円墳、方墳は当初の半数に満たないとされています。
日本最大の大仙陵古墳
大仙陵古墳は日本最大の古墳で、古墳時代中期の5世紀半ば、約20年をかけて築造されたと考えられています。伝統的に仁徳天皇陵とされ、宮内庁も陵墓として管理していますが、被葬者を考古学的に確定できるわけではありません。
社会階層を映す幾何学的な墳丘
墳丘の規模と形、周濠、葺石、埴輪は、高度に発達した葬送制度を物語ります。鍵穴のような前方後円形をはじめ、円形や方形などの違いと規模の差は、3世紀から6世紀の列島社会における支配層の階層を目に見える形で示しています。
古市古墳群と一体の世界遺産
2010年からの推薦過程を経て、2019年7月6日、「百舌鳥・古市古墳群―古代日本の墳墓群」がユネスコ世界遺産一覧表へ登録されました。百舌鳥と古市の二地域にある49基の古墳からなる連続資産です。陵墓内部に入れない場所も多いため、周辺の展望地点や博物館を利用すると全体像を理解しやすくなります。