について 象のテラス
象のテラス―アンコール・トムの王室儀礼を支えた舞台
象のテラスはアンコール・トム王宮前広場の西辺に延び、ジャヤーヴァルマン7世の時代に形成・改修された大規模な公共建築です。APSARAによれば全長は約300メートルで、12世紀のバイヨン様式。石造基壇の上にはかつて木造の宮殿や楼閣がありました。木部は失われましたが、柱穴と基壇から、王の謁見、祝祭、広場を進む行列を眺める空間だったことがわかります。
象だけではない浮彫
東面には象と象使いによる狩猟や行進の場面が連なり、階段付近には三つの頭を持つ神象アイラーヴァタも表現されています。張り出した基壇を支える獅子やガルーダなど、高棉美術が神話、王権、現実の動物を結び付けた構成も見どころです。中央だけでなく南から北へ歩くと、彫刻と増改築の違いを観察できます。
開場時間と回り方
APSARAの案内では7時30分~17時30分、見学目安は約30分です。バイヨンの北にあり、ライ王のテラス、王宮跡、ピミアナカスと同じ徒歩ルートに組み込めます。日陰が少ないため飲料水と日差し・雨対策を用意し、濡れた石や段差に注意。浮彫には登らないでください。近年は基壇や排水の修復が行われ、囲いが変わる場合があります。出発前に公式発表とアンコール・パスの規定を確認しましょう。