プリア・カーン・コンポン・スヴァイは、カンボジア北部プレア・ヴィヒア州に広がるクメール時代の大規模な考古学的景観です。観光客の多いアンコール遺跡群から離れた場所にあり、名前だけで混同しないよう注意が必要です。アンコール考古公園内のプリア・カーンとは別の遺跡です。カンボジア政府観光局の資料では、プリア・カーン・コンポントム、プラサート・バカンとも呼ばれます。クメール語の政府観光ページは、アンコールの遺跡と区別するために「コンポン・スヴァイ」の名を用いると説明しています。
価値は写真映えする一基の塔だけでなく、寺院を核にした集落の広がりにあります。カンボジア観光省は、約5平方キロメートルに及ぶ僧院複合施設で、ベン・メリアの東約100キロに位置し、道路での到達が難しいと案内しています。この面積や距離は政府の観光紹介に記された概数であり、最新の境界測量値ではありません。アンコール中心部の遺跡に比べて訪問者が少ないのは、この遠さも一因です。