クバール・スピアンは、カンボジアのシェムリアップ州、アンコールの主要遺跡群から北東に位置するクーレン山地の森にあります。名称は「橋の頭」と訳されることが多く、旅行者には「千のリンガの川」としても知られています。一般的な入口広場を備えた寺院ではありません。見どころは砂岩の川床と両岸に刻まれた宗教彫刻で、森のなかを登る道をたどって水辺へ向かいます。歩く体験もまた、この景観を理解する一部です。
アンコール遺跡の管理を担うアプサラ機構は、川の北側から滝の方向へ続く岩盤に、リンガの形が配置されていると紹介しています。機構の説明では彫刻帯は約200メートルに及びますが、古い概要にはより短い数字もあり、どこまでを測るかで差が出るようです。訪問者にとって重要なのは、彫刻が一つの建物や部屋に集まっているのではなく、川床に沿って点在していることです。