オーバル・マイダンは、ムンバイ南部のチャーチゲート近くにある歴史的な大運動場です。楕円形の輪郭が名称の由来で、現在もクリケットやサッカーの試合が行われています。1860年代に旧ボンベイの城壁が撤去された後に整備され、植民地港湾都市が国際的な商業都市へ変貌した過程を伝えます。
広場は二つの建築群を結ぶ視覚的な軸でもあります。東側にはムンバイ高等裁判所やラジャバイ時計塔を含む19世紀のヴィクトリアン・ゴシック建築、西側には20世紀の都市拡張で生まれたアール・デコ建築が並びます。欧州の様式をインドの気候や意匠に適応させたインド・ゴシックとインド・デコが向かい合う景観は、2018年にユネスコ世界遺産へ登録されました。