カイルモア修道院は、アイルランド西部ゴールウェイ県のコネマラ地方で、湖のほとり、山々を背に建っています。灰色の石造りの城館が湖面に映る景色がよく知られていますが、「修道院」という呼び名だけではこの場所の全体像は伝わりません。ここは19世紀の邸宅であり、ベネディクト会修道院であり、かつての寄宿学校であり、現在も運営される見学施設です。裕福な一家の建設計画から、戦争によって移住を余儀なくされた修道女たちの到着、宗教生活と文化財保護、観光を同じ風景の中で続ける現在へと、物語が重なっています。
アイルランドの地名データベースは、アイルランド語名をMainistir na Coille Móireと記し、ゴールウェイ県コネマラのポラカペルにある記念物として掲載しています。カイルモア・トラストによれば、山腹に広がる約1,000エーカーの敷地は、ベネディクト会修道院であり観光施設でもあります。この広さは訪問計画に関わります。城館だけが町の中にぽつんと建つのではなく、湖、森、庭園、山並みが体験を構成し、それぞれを巡るにも時間が必要です。道路から写真を一枚撮るだけでは、場所の多くを見落としてしまいます。