カロウモアはスライゴ県のクイル・イラ半島にあり、開けた畑、低い尾根、遠くの山並みがアイルランド有数の先史景観を形づくっています。Heritage Irelandは、アイルランド最大かつ最古の新石器時代の墓群と紹介し、約6,000年前にさかのぼる30基以上の遺構が残るとしています。遺跡群は「スライゴの通路墓景観」の一部で、アイルランドの世界遺産暫定リストに記載されています。カロウモアは単独の墓室ではなく、景観のなかに点在する場所のネットワークです。
現存する遺構は新石器時代、農耕共同体が耐久性のある石造物に時間と技術を注いだ時代に築かれました。正確な年代や用途は遺構ごとに異なり、一つの時期や儀礼説だけで説明することはできません。Heritage Irelandを通じて見学を運営する公共事業局(OPW)は、カロウモアをより広い儀礼景観のなかに組み込まれた墓群として紹介しています。考古学は配置、石材、堆積物を調べますが、築いた人々の信仰全てを復元することはできません。