多くの旅行者にとって、バリ島の棚田はまず緑の階段のような美しい景色として目に映ります。タバナンのスバック博物館は、その眺めを一歩深く読む手掛かりを与えてくれます。ここで紹介されるのは、協力、地域の規則、宗教生活によって形づくられた水の仕組みです。博物館は田んぼではなく、島全体の遺産を代表する場所でもありません。模型や道具、展示を通じて、農家がどのように水を分け合い、なぜ維持する共同体が不可欠なのかを説明します。
スバックを紹介する博物館の構想は1970年代半ばに生まれました。インドネシア政府観光サイトは文化人イ・グスティ・クトゥット・カレルとバリ州知事イダ・バグス・マントラが設立を後押ししたと記し、国立博物館のカタログはカレルが1975年に保存を提案したとしています。マントラ知事は1981年10月13日に開館を祝いました。農業景観の重要性とスバック組織の広がりを背景に、タバナンが場所に選ばれました。消えた習慣を展示するのではなく、今も続く制度の知識を保存するのが目的でした。