パレルモ王宮はノルマンニ宮殿とも呼ばれ、歴史的建造物であると同時に、現在もシチリア州議会が置かれる現役の施設です。最も名高い内部空間のパラティーナ礼拝堂では、1130年の戴冠後にルッジェーロ2世が進めた王室事業の中で、ラテン、ビザンティン、イスラムの芸術伝統が結びつきました。王宮と礼拝堂は、2015年登録の世界遺産「アラブ・ノルマン様式のパレルモ」の主要構成資産です。
建物は一人の君主、一つの文化だけで造られたものではありません。ノルマン王宮以前の居住跡とイスラム時代の基礎があり、その後も王朝、副王、近代の機関が部屋を改変しました。中世モザイクと彩色木天井から、別時代の王室居室、考古遺構、現代の議会空間へ移る構成は、この重層的な歴史を物語ります。