ポッツオーリのフラウィウス円形闘技場は、ナポリ西方のカンピ・フレグレイ考古学景観の一部です。ローマのコロッセオの知名度に隠れがちですが、規模と保存状態のよい地下空間によって、この地域のローマ建築を理解する重要な遺跡となっています。カンピ・フレグレイ考古学公園は、コロッセオとカプアの円形闘技場に次ぐ、イタリアで三番目の規模と説明しています。
この施設は、古代の重要な港湾・商業都市プテオリの人口増加に応えるために造られました。公園はフラウィウス朝時代の建築と位置づけ、フラウィウス植民市が自費で建設したことを示す碑文を根拠に挙げています。特定の皇帝や建築家をめぐる後世の伝説より、こうした証拠の方が確かな歴史の土台です。繁栄した都市の共同体が公共建築に投資したことも伝わります。