ラホール城は現地でシャーヒー・キラーと呼ばれ、城壁都市の北西端に位置する。敷地の利用は現存建築よりはるかに古く、起源には不明点が残るが、現在の姿は主にムガル皇帝たちが築いた。1981年、シャーラマール庭園とともにユネスコ世界遺産へ登録された。
アクバルは1566年ごろ、レンガ造りで要塞を再建し、区域を拡張した。後継皇帝は中庭、謁見殿、私的居室、庭園、儀礼施設が連なる宮城へ育てた。ジャハーンギールは大中庭を完成し、北壁をモザイク、施釉タイル、人物や動物像で飾る「ピクチャー・ウォール」の整備を進めた。