大足石刻は、中国・重慶市大足区の丘陵と崖に点在する宗教彫刻群です。最古の彫刻は7世紀にさかのぼり、主な造営期は9世紀から13世紀。石窟寺院、露出した岩壁の浮彫、歴史的な銘文から構成され、宗教世界だけでなく当時の日常生活も映し出します。 ユネスコ登録資産は北山、宝頂山、南山、石篆山、石門山の五群です。北山では約300メートルの崖面に1万体を超える像が残り、密教と道教の主題が目立ちます。石篆山では仏教、道教、儒教の像が同じ構成に表され、三教の共存を視覚化しています。