について ナクネク湖
ナクネク湖――カトマイの大自然、サケ、ヒグマ
ナクネク湖はアラスカ南部、アラスカ半島の付け根近くにあり、カトマイ国立公園・保護区に含まれる。全長約64キロ、幅約4.8~12.9キロ、面積は6万700ヘクタールを超える。カトマイ最大の湖であり、米国立公園局によれば、米国の一つの国立公園内に全域が収まる湖としても最大である。
氷河がつくった地形
湖水はナクネク川を通って西のブリストル湾へ流れる。過去約5,000年に湖面が低下し、氷河堆積物のモレーンを侵食した結果、ナクネク湖とブルックス湖が分かれた。約3,500年前に形成されたブルックス滝は、現在のサケの移動と、季節的に集まるヒグマの行動に深く関係している。
初期のロシア人探検家はNaknekやAkulogakという名を記録した。後にイワン・ペトロフは、1880年米国国勢調査の監督者フランシス・アマサ・ウォーカーにちなみLake Walkerと呼んだが、最終的には伝統的なNaknekの名が定着した。
レイクキャンプとブルックスキャンプへの行き方
レイクキャンプはキングサーモンから道路で行くことができ、ボートランプ、駐車場、ピクニック場所、簡易トイレがある。湖上からはベイ・オブ・アイランズ、フュアーズ・キャビン、イリアック・アーム、サヴォノスキ・ループなどへ向かえる。ブルックス川河口のブルックスキャンプへは、小型水上機で入る旅行者が多い。
ブルックスキャンプの公園サービスは通常6月1日から9月17日までで、9月30日までは限定的となる。夏でも低温、雨、強風があり得る。宿泊、キャンプ場、交通、釣りの許可は早めの手配が必要だ。ブルックスキャンプでは船用燃料を販売しておらず、食料や固定していない道具を無人の船に残してはならない。
釣りとクマの安全
ベニザケ、キングサーモン、カラフトマス、シロザケのほか、ニジマス、ノーザンパイク、レイクトラウト、ホッキョクイワナが生息する。釣りにはアラスカ州と公園の許可・規則が適用され、魚種や季節で変わる。ブルックスキャンプ到着時にはクマ安全講習が必須である。
国立公園局はクマから最低50ヤード、約46メートル離れるよう求めている。走って逃げず、食料は指定場所だけで食べ、道具を放置しない。釣り中にクマが50ヤード以内へ来たら中止し、必要なら糸を切れるようにする。
責任ある観察
ブルックス川沿いには5つの高架観察台がある。ブルックス滝の台は定員40人で、待ち列があると滞在が1時間に制限される場合がある。6月15日から10月31日の河川回廊には許可制度があるため、予約時に最新条件を確認したい。防水着、重ね着、機材の防水、柔軟な日程が欠かせず、遠隔地では写真より安全と自然保護が優先される。