について ナクル湖
ナクル湖国立公園には、湖岸、草原、アカシア林、岩場の展望地、野生動物が集まり、ケニアの大地溝帯の底に広がる保護区を形づくっている。フラミンゴで有名になった湖だが、毎回大群に出会えると期待して計画するのは避けたい。水位や採餌条件は変わり、鳥は地域の湖の間を移動する。より確かな魅力は、多様な景観と鳥類、そしてクロサイとシロサイの重要な保護区であることだ。ケニア野生生物公社(KWS)の最新案内で近郊のナクル市から計画しやすいが、出発前に入園規則と料金を確認しよう。
変化する湖沼系の湿地
ナクル湖は大地溝帯にある浅いアルカリ湖だ。KWSによれば公園の面積は188平方キロメートルで、開水面だけではない。草原、アカシア林、岩の断崖、丘陵が湖岸周辺でつながる生息地をつくる。KWSは約450種の鳥類が記録されるバードウォッチングの場所として紹介し、現在の案内では絶滅の危機にあるクロサイとシロサイを主な保護対象として挙げている。
条件が整えばフラミンゴの景観は見事だが、数は一定ではない。ナクル湖はユネスコ世界遺産「ケニアの大地溝帯湖沼系」の一部で、ボゴリア湖とエレメンタイタ湖も含まれる。ユネスコによると、コフラミンゴは季節的または突発的な環境変化に応じて、三つの浅いアルカリ湖の間を移動する。つまり、特定の日に決まった数の鳥やピンク色に染まる湖岸が見られるとは限らない。写真一枚ではなく、地域の湖沼系全体で鳥の移動を理解したい。
ナクル湖は国際的にも湿地として認められている。ラムサール条約の情報記録では第476号湿地として掲載され、1990年6月5日に登録された。湖と周辺の生息地は重要な湿地として記述されている。2011年には、景観と生態系のプロセスが評価され、ケニア湖沼系がユネスコ世界遺産に登録された。この二つの保護指定は関連するが同一ではない。ラムサール条約は個別の湿地を認定し、ユネスコの連続遺産はナクルを他の二湖と結び付ける。保全が公園の境界を越える理由もここにある。
公園とサイ保護区の歩み
KWSは、組織的な保全の始まりを1961年とし、この年に湖の南端が鳥類保護区に指定された。1964年には保護が湖全体に広がる。1968年、湖とその周囲約6,000ヘクタールがナクル湖国立公園として指定された。1974年の追加用地取得で面積は現在の188平方キロメートルとなり、草原、林地、断崖、丘陵を含む一つの保全景観になった。
その後、公園の保全活動は広がった。KWSによれば、保護を強め、人と野生動物の衝突を減らすため、1986年に周囲を囲う電気柵が設置された。1987年、ここはケニア初の政府管理によるサイ保護区となる。クロサイとシロサイは今や公園の野生動物の中心的な存在で、ほかの哺乳類や多様な鳥類も暮らす。ここでのサファリは、有名な湖の景観を探すだけではない。絶滅危惧種の保護を重要な目的とする管理下の生息地を訪れる体験でもある。
KWSが見どころとして挙げるのは、展望地とピクニック場所、マカリア滝、そして公園の野生動物だ。開けた湖岸、林や草原、高台の展望地が移り変わり、ガイド付きでも自走でも、フラミンゴだけという古いイメージ以上に変化を楽しめる。動物は野生であり、必ず見られるとは限らないため、忍耐が大切だ。有名な地点を急いで回るより、静かに停車して湖岸や木々を観察する方が満足できることもある。
開園時間、料金、責任あるサファリの心得
KWSの現在の案内では、公園のゲートは午前6時に開き、午後6時に閉まる。日帰りの訪問者は日没前に退出し、宿泊者は滞在先の案内に従う。入園料は区分別で、東アフリカ市民は大人1,500ケニア・シリング、子ども750、ケニア居住者は2,025と1,050、非居住者は90米ドルと45米ドル、その他のアフリカ市民は50米ドルと25米ドル。確認時にKWSが表示していた現行料金だが、変更される可能性がある。出発前に公式KWS/eCitizenページで区分、金額、予約方法を確認しよう。
公園の規則は安全な見学の一部だ。KWSは既設道路とトレイルを走り、最高時速40キロを守り、野生動物から20メートル以上離れ、餌を与えないよう求めている。指定区域を除き車外に出ず、職員の指示に従う。これらの制限は人と動物の双方を守る。近くで撮影するためにサイを刺激したり、道路を塞いだりする価値はない。飲料水と基本的な日焼け対策を持参し、予定ルートに十分な燃料があることも確かめたい。
ナクル湖は近郊のナクル市からの日帰りにも、大地溝帯の旅の中で長めに滞在する行程にも向く。KWSは園内の宿泊施設やキャンプ場、近隣の民間ロッジを案内している。泊まるなら営業状況を確認し、各運営者を通して予約しよう。実用的な計画は、開園時刻に近い時間に入り、ゆっくり走り、展望地や湖岸で止まりながら、退出時刻を意識することだ。出発直前にKWSのお知らせでゲート、活動、料金を確認したい。湖の魅力は水と季節で変わる生態系にある。その前提で訪れると、一枚の絵はがきを追いかけるより豊かな体験になる。