について ハワイ州ライエ神殿
オアフ島北岸に建つ神殿
ライエ・ハワイ神殿はオアフ島北東部、ライエのナニロア・ループ55-600番地にある。末日聖徒イエス・キリスト教会の礼拝施設であり、内部へ自由に入れる一般的な観光建築ではない。教会の公式神殿ページによれば、敷地内には一般公開のビジターセンターがある。そのためライエは一部の神殿所在地より訪問しやすいが、一般向けの体験はセンターと外観が中心で、儀式は別の聖なる空間で行われる。通常の内部ツアーがあると誤解せず、違いを知って計画するとよい。
教会の現行年表によると、建設計画は1915年10月3日に発表され、起工は1916年2月8日だった。完成した神殿は1919年11月27日にヒーバー・グラントによって奉献された。教会が完成させた5番目の神殿であり、米国本土の外に建てられた最初の神殿でもある。その立地は太平洋への広がりを表していた。教会史によれば、初期からハワイ、ニュージーランド、サモア、トンガ、タヒチ、日本、オーストラリアの信徒が利用した。ライエは地域の宗教施設にとどまらず、太平洋の島々の共同体を、それまで地理的に遠かった神殿と結びつける場所となった。
町の歴史に神殿が加わるまで
この土地の歩みは神殿の建設より前にさかのぼる。教会史によれば、教会は1865年にライエの土地を購入し、そこに集会所を建てた。その建物は神殿用地を確保するため1916年に移された。こうして大きな宗教施設が北岸の小さな共同体に加わり、神殿は今も町と視覚的にも歴史的にも結びついている。近隣にはブリガム・ヤング大学ハワイ校やポリネシア文化センターなど、教会に関係する機関もあるが、それぞれ独立した訪問先で、アクセス条件も異なる。神殿を訪ねることが、大学や他施設への共通入場券になるわけではない。
建築は土地の環境にも呼応する。教会の歴史資料は、創建時の外壁を地元の砕いた溶岩を含む白い塗り仕上げのコンクリートと説明する。上階の外周には聖典の場面を描いた浅浮彫のフリーズがあり、内装には地元のコア材を含む木工、修復された壁画がある。その後の改修に伴い1978年と2010年に再奉献され、2010年には耐震強化と改装が行われた。こうした変遷は、建物が本土の神殿の単純な複製ではないことを示す。材料、美術、歴史はハワイで育まれ、宗教施設としての役割は太平洋全域へ広がった。信仰の設計と土地の素材が出会う建築として捉えたい。
現在、一般の人が訪問できる場所
敷地内のライエ・ハワイ神殿ビジターセンターが、主な一般公開施設だ。教会の公式所在地ページは毎日午前10時から午後8時まで開館し、入場無料と案内する。住所は同じナニロア・ループで、庭園を散策してからイエス・キリストや神殿の目的を紹介する展示を見られる。センターは神殿の儀式室とは別施設だ。展示内容や言語支援については職員に尋ねられるが、特別行事やサービスの予定は変わることがあるため、直接確認しよう。祝日や神殿の閉鎖期間に訪れる場合は、事前に公式ページを確認したい。
神殿内部は通常の観光見学先ではない。一般公開は一時的な催しで、通常は奉献または再奉献の前に実施される。教会の歴史資料には、再奉献前の2010年10月22日から11月13日まで一般公開された記録があるが、その期間は終了しており、現在の神殿ページに定期的な一般向け内部ツアーは掲載されていない。今訪れるなら無料のビジターセンターと外観を計画し、儀式室への入場は想定しないこと。神殿ページの将来の閉鎖予定は信徒向け運営に関するもので、一般公開センターも同時に休館するとは限らない。日程が重要なら、センター独自の予定を確かめよう。
ライエ訪問の計画
道案内には公式住所の55-600 Naniloa Loop, Laie, Hawaii 96762を使うとよい。ビジターセンターが公開する電話番号は+1 808-293-9298。毎日開館し無料なので、チケットを買わずにオアフ島北岸の行程へ加えられるが、祝日や特別行事の予定は確認したい。教会の公式ページは神殿敷地の庭園に触れ、近くのポリネシア文化センターも案内している。それぞれ別の施設であるため、駐車場、入場条件、営業時間は各運営者に確認し、一方の予定がもう一方にも当てはまると思い込まないこと。
充実した訪問には建築の歴史と今日の意味の両方を含めたい。1919年の奉献によってライエは太平洋地域に奉仕する初期の宗教拠点となり、建築には地元の火山素材が用いられ、ビジターセンターは毎日無料で一般を迎える。一方、神殿は現在も聖なる場所であり、内部は通常の観光客には公開されていない。日程を確かめ、掲示と職員の案内に従い、礼拝や儀式に配慮しよう。神殿を北岸の共同体と、それが形づくる一助となった太平洋横断の歴史の中で見ると、孤立した美しい建築としてだけではないライエの意義が見えてくる。