アプロンは、ルーマニアのアルバ・ユリアから北へ約20キロ、トラスカウ山地の石灰岩峰ピアトラ・クライヴィイに築かれたダキア人の要塞集落です。国立考古遺跡台帳は、クラィヴァ近郊の「ダキア要塞アポウロンまたはラニストルム」として登録し、主要期を紀元前1世紀~紀元1世紀としています。
山は先史時代から利用されましたが、紀元前2世紀以降、ダキア系アプリ族の中心として発展しました。11段の平坦地が造成され、住居、工房、交易に使われました。土器、金属品、3か所の聖域とみられる遺構は、政治・経済・宗教機能を示します。プトレマイオスもこの地域のアポウロンを記録しました。