コルヴィン城はルーマニア西部、フネドアラの町を見下ろす場所にあります。塔、橋、急勾配の屋根が、トランシルヴァニアを代表する歴史景観を形作っています。15世紀の軍人・政治家ヨハネス・フニャディと結び付けて語られますが、一度の工事で建てられた城ではありません。古い石造要塞から発展し、貴族の住居と防御拠点になり、その後の所有者や修復者によって姿を変えました。中世の完成品として見るより、異なる時代の層を読み取る方が実像に近づけます。
最初の要塞の年代には議論があります。城博物館の沿革ページは、最古の石造部分を14世紀とする研究者もいれば、15世紀前半と見る専門家もいると説明しています。フネドアラ市の歴史資料は、地元の貴族ヴォイク(フニャディの父)と、1409年にハンガリー王ジギスムントから所領を与えられた記録を結び付けています。古い防御施設の一部は後の城に組み込まれました。この違いは重要です。よく知られた外観は、一つの創建年ではなく、段階的な拡張によって生まれました。