ベルギーのボルネム城では、水が建物の見え方を変える。塔と明るい外壁が旧スヘルデ川に映り、その周囲には何世紀にもわたる人の営みが形作った河川風景が広がる。中世の城を思わせる姿だが、現在見える建物の多くは後の再建によるものだ。古い領地、歴史ある水路、19世紀に改められた家族の住まいが重なっている。
この城はマルニクス・ド・サント=アルドゴンド家にゆかりがあり、近くのヒンゲネにあるデュルセル城とは別の場所だ。ガイド付きの訪問では家具の置かれた部屋や収集品を見られる。屋外の旧スヘルデ川は、写真を撮る人が訪れる以前からこの場所が重要だった理由を伝えている。