スロバキア・カルストは一つの洞窟でも、一般的な山岳リゾートでもありません。スロバキア南東部に広がる石灰岩地帯で、水が岩を溶かす作用によって長い時間をかけて形づくられました。地表には台地、森林、ドリーネ、湧水、深い谷が点在し、地下にはさらに大きな通路や洞室が続きます。国立公園管理局によると、地域では1,350を超える洞窟と竪穴が知られています。この数だけでも、短い立ち寄りでは全体像をつかめないことが分かります。
この地域の価値は国境を越えています。ハンガリー側のアッグテレク・カルストとともにユネスコ世界遺産を構成し、1995年に登録、2000年に範囲が拡張されました。ユネスコは現在、既知の洞窟が1,000を超えると記録しています。最初の登録時に記録されたのは712洞窟です。いずれも両国にまたがる遺産全体の数字であり、観光ルートの数でも、すべての洞窟に入れるという意味でもありません。