バルデヨフでは、案内書を開く前に広場が町の姿を教えてくれる。間口の狭い家々が広い長方形を囲み、一端に教会、中央に旧市庁舎が立つ。優美な配置だが、かつては取引、行政、人々の交流のための実用的な場所でもあった。スロバキア北東部のこの町には、中世の暮らしの形が街路と防御施設に残っている。
広場を訪ねたら、その外側にも歩いて行こう。聖堂、博物館、城壁をじっくり見る価値がある。中世中心部の外にはユダヤ人地区があり、近郊の温泉地には野外博物館もある。それぞれの物語を合わせると、市庁舎の写真だけでは見えない町が現れる。