アクインクムはブダペスト中心部の北、オーブダ地区のドナウ川近くに位置し、かつて大規模なローマ集落がありました。博物館の案内は民間都市と軍事都市を区別しています。軍事都市は現在のフロリアーン広場周辺、民間都市はそこから約2キロ離れた場所でした。考古学公園には民間都市の一部が保存され、一つの記念碑ではなく都市の跡を歩けます。
ローマ人がドナウ川に到達したのは紀元1世紀初頭ごろです。アクインクムの民間都市は、木と粘土の建物が並ぶ集落から、2世紀には計画された石造都市へと成長しました。ハドリアヌス帝の時代、紀元124年ごろに自治市の地位を得たとみられ、セプティミウス・セウェルス帝の時代には194年に植民市となりました。これは行政上の地位の節目であり、集落全体の単一の創設年ではありません。