ダカールの西側を走るコルニッシュ・ウエスト、ファン・レジダンス地区に近いPlace du Souvenir Africain et de la Diaspora(アフリカ・ディアスポラ記憶広場)は、単一のモニュメントではなく、記憶を軸にした文化施設です。セネガル文化省は、アフリカやディアスポラの人々の尊厳と歴史的な認知に貢献した思想家、活動家、歴史上の人物を顕彰する場と説明しています。同施設は文化省に付属する公的文化サービスで、公式サイトは「忘却に抗う場所」と位置づけています。通常の公園や常設展示だけの博物館と考えるより、この使命から訪問を始めると実態をつかみやすくなります。
この事業は、特に若い世代に歴史上の人物を知ってもらうことを目指しています。文化省は、アフリカの抵抗運動や文化人を紹介するマルチメディア展示を備えた「動的な博物館」として構想したと説明しています。また、パン・アフリカ主義、アフリカ文化の再評価、文明や文化の対話をテーマに人々が集う場でもあります。これらは機関が公表する理念であり、全ての展示室や活動が常時利用できるという意味ではありません。記念の場であると同時に催しの内容が変わる文化施設なので、見学日に何が開いているかは日付によって異なります。