エカテリーナ宮殿は大ツァールスコエ・セロー宮殿とも呼ばれ、サンクトペテルブルク中心部から南へ約26キロ、旧ツァールスコエ・セロー、現在のプーシキン市にあります。エカテリーナ1世、エリザヴェータ、エカテリーナ2世という三人のロシア統治者の公式夏季宮殿でした。ロシア文化遺産であり、「プーシキン市の宮殿・公園群と歴史中心部」として、ユネスコ世界遺産「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」に含まれます。
宮殿の歴史と建築には、各時代の様式と統治者個人の好みが刻まれています。1717年、ドイツ人建築家ヨハン・フリードリヒ・ブラウンシュタインの指揮で、エカテリーナ1世の夏の離宮として建設が始まりました。1724年8月の完成祝賀では13門の大砲が三回発射され、皇帝も出席しました。最初の設計は18世紀初頭ロシアに典型的な、16室を持つ小規模なオランダ風二階建てでした。