サンクトペテルブルクはネヴァ川がフィンランド湾へ注ぐ河口に位置し、ピョートル大帝が1703年に建設を始めました。計画都市として短期間に発展し、ロシアがバルト海とヨーロッパへ向かう歴史の中心となりました。ペトログラード、レニングラードと改称された時代もあり、1917年の革命と1941〜1944年のレニングラード包囲戦は、現在の都市の記憶にも深く刻まれています。
「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」は1990年にユネスコ世界遺産へ登録されました。価値は個々の宮殿だけでなく、ネヴァ川、運河、河岸、広場、街路が一体となった都市景観にあります。冬宮とエルミタージュ美術館、海軍省、ペトロパヴロフスク要塞、聖イサアク大聖堂、ネフスキー大通りを結んで歩くと、バロック、古典主義、帝都計画の関係が見えてきます。