カホキア墳丘群州立史跡は、米国イリノイ州コリンズビルにあり、ミシシッピ川の対岸にセントルイスを望む。西暦1050~1150年ごろ、ミシシッピ文化の政治、宗教、経済の中心として最盛期を迎えた。都市域は約1,600ヘクタール、人工墳丘は約120基に達し、人口は1万~2万人と推定される。メキシコ以北で最大の先コロンブス期集落だった。
都市の中心はグランド・プラザとモンクス・マウンドである。モンクス・マウンドは高さ約30メートル、面積約6ヘクタールで、メキシコ以北のアメリカ大陸最大の先史時代土塁建造物だ。段状の頂部には公共・儀礼施設が建っていた。ほかの墳丘は建物の基壇、埋葬、空間区分などに使われ、復元柵は中心域の構成を伝える。「ウッドヘンジ」と呼ばれる木柱環は太陽周期と結びつき、建築、天体観測、公共儀礼の関係を示す。