コルシカ島は地中海西部に浮かぶフランスの単一地方公共団体で、山岳景観、海岸、歴史都市、独自の文化が凝縮された旅先である。地中海で4番目に大きな島で、イタリア半島の西、サルデーニャ島の北に位置する。島のおよそ3分の2を山地が占めるため、地図上では近く見える町同士でも、曲がりくねった道路を通る移動には時間がかかる。旅行計画は島を地域ごとに分け、無理のない滞在日数を確保するとよい。
中心都市アジャクシオはナポレオン・ボナパルトの出生地で、生家メゾン・ボナパルトが島とフランス史の接点を伝える。北部の港町バスティアにはジェノヴァ統治時代の面影が残り、南端のボニファシオは石灰岩の断崖上に築かれた旧市街で知られる。内陸のコルテは山岳地帯とコルシカ文化を知る拠点だ。地域言語として認められているコルシカ語をはじめ、地名、音楽、食文化にはイタリア半島との長い交流が表れている。