カトマンズ・ダルバール広場は、バサンタプル・ダルバール、またはハヌマン・ドカとも呼ばれます。一つの建物ではなく、旧市街の中心にある宮殿、広場、中庭、祠、公共空間のまとまりです。ネパール観光局は、マッラ王朝とシャハ王朝の建築や記憶が重なる歴史的な王室・都市の中心地として紹介しています。「ハヌマン・ドカ」という呼び名は、ハヌマン像のある宮殿の門に由来します。最初に感じるのは、日々の街の営みと、精巧な木彫、煉瓦の建物、旧王宮の中庭が近接していることです。
宮殿地区には一度の建設で完成したのではない、長い時間の層があります。ネパール観光局は初期の建築群を4~8世紀のリッチャヴィ時代にさかのぼるものとし、17世紀にはプラタープ・マッラ王が大きく拡張したと説明しています。周辺には異なる時代や統治者のもとで建てられ、改修された建物が集まっています。王の住居であっただけでなく、行政、儀式、文化活動の場でもありました。歴史が重なっているため、公式の案内では同じ区域に複数の名称が使われます。道順を調べる際は、カトマンズ・ダルバール広場のほか、バサンタプルやハヌマン・ドカも目印になります。