ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイ森林群は2005年にユネスコ世界自然遺産へ登録されたタイの保護地域です。カンボジア国境近くのタープラヤ国立公園から西のカオヤイ国立公園まで約230キロにわたり、面積は61万5500ヘクタール。カオヤイ、タップラーン、パーンシーダー、タープラヤの四国立公園とドンヤイ野生生物保護区で構成されます。
800種を超える動物が生息し、哺乳類112種、鳥類392種、爬虫類・両生類約200種が記録されています。アジアゾウ、ガウル、バンテン、テナガザル、サイチョウ、インドシナトラなどが熱帯林に依存します。2017年には世界で二例目とされるインドシナトラの繁殖個体群が確認され、大型捕食者の生存には広く連続した生息地が不可欠であることを示しました。