ノヴォデヴィチ女子修道院は、モスクワ南西部のモスクワ川近くにある。正式には生神女スモレンスク修道院と呼ばれ、「新乙女修道院」という訳名は、モスクワ・クレムリン内にあった古い女子修道院と区別するための名称に由来する。クレムリン、ロシア正教会、国家の政治史と深く結びついた場所である。
修道院は1520年代、モスクワ大公ヴァシーリー3世によって創建された。宗教施設であると同時に、モスクワの防御網に組み込まれた一連の修道院要塞の一つでもあった。最古の建物は1524~1525年に建てられたスモレンスクの聖母大聖堂で、クレムリンの生神女就寝大聖堂を手本としている。